笑顔の驚くべき効果|ストレス解消や免疫力アップだけじゃない?

みなさんは、笑顔が心身の健康向上に効果的なことを知っていますか?

ストレスや疲労がたまっているとき、私たちの身体は様々な病気にかかりやすくなっています。ストレス解消や免疫力アップに有効なのが「笑顔」です。

今回は、笑顔が心身の健康に与える効果をご紹介します。

目次

笑顔の科学的効果6つ

(1) ストレス解消

笑うことでストレスが軽減することが実証されています。これは自然に笑ったときはもちろん、意識的に笑ったり、笑顔を作っているときも同様の効果があります。(※ 自然に笑ったときの方がストレス軽減効果は大きいようです。)

笑うとストレスホルモンの「コルチゾール」が減少し、ネガティブな感情を和らげることができます。

(2) 免疫力アップ

笑顔は、免疫力向上にも効果があります。笑うことでリンパ球にある免疫細胞の一つであるNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化されるからです。NK細胞は、私たちの体内でがん細胞やウイルス感染した細胞を撃退する免疫細胞です。

笑うことによって、糖尿病患者の血糖値が低下し、がんへの抵抗力が向上することが確認されています。

(3) リラックス効果

笑顔は、リラックス時の脳波であるα波を増加させます。ある研究では、いい笑顔だと自分が思っている時ほど、α波が増加するという結果が出たそうです。

私たちは緊張したり焦っているとき、視野が狭くなり、パフォーマンスが低下してしまいます。特に創造性や閃きが必要な場面では、緊張状態を解き、余裕を持つことが、高いパフォーマンスをあげるためには大切です。

意識的に笑顔を心がけ、リラックスすることができれば、自然と視野が広がり、作業効率も上がるでしょう。

(4) 脳の活性化

私たちが笑っているとき、

・腹式呼吸になり、酸素量が増える
・酸素量が多くなり、血行が促進される
・記憶力などに関わる脳の海馬が活性化される

などが起こっています。

ストレスが溜まっているとき、脳は酸素不足の状態になりがちで、働きも低下してしまいます。しかし、笑ったときの呼吸によって多くの酸素が取り込まれると、脳が活性化します。思考や言語など高度な機能に関わる大脳新皮質への血液量も増えるため、疲労感を感じているときにも効果的です。

(5) 自律神経のバランスをとる

自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスは、私たちの健康に重要です。強いストレスを感じている時や活動的な時は、交感神経が優位になります。一方でリラックスしている時は副交感神経が優位になります。

日中の仕事によって交感神経が優位な状態になり、夜になっても上手くリラックスモードに切り替えられなくなると、不眠や現代病などの原因になります。

笑っているときは副交感神経が優位な状態になります。忙しい日々の中で笑う場面があると、副交感神経が優位になり、リラックスすることができますよ。

(6) 人間関係を良くする

笑顔は連鎖します。ある実験において、普段全然笑わない人を笑顔にするためには、隣で笑い続けることが最も効果的だったそうです。

コミュニケーションにおいて、視覚から得る印象は、声色や言葉の内容よりも大きいです。笑顔でのコミュニケーションは、笑顔を向けた相手だけでなく、その周りの人からの印象や雰囲気までも良くするでしょう。

周囲と良い関係性を保つことで、仕事で協力関係を築きやすくなったり、自分の精神面を安定させることができます。

日常の中でポジティブな話題を探そう!

自分が笑顔になれる話題を見つけることが重要です。意識していると、何気ない日常の中で小さな幸せを見つけられたり、小さな出来事でも喜びを感じることができるようになります。そして、自分が笑顔になった話題を友人や家族に共有して、笑顔の連鎖を作りましょう。

しかし、自分の感情とあまりにかけ離れている場面で「笑わなきゃ」と思ってしまっては、逆にストレスを感じてしまいます。好きなお笑い番組を見たり、心を許している人と楽しい会話をして、リラックスした状態で笑うのが理想的です。

まとめ

今回は、笑顔が健康に与える効果をご紹介しました。

笑顔には、ストレス解消、病気の予防、脳の活性化などの効果が期待できます。また笑顔は、良好な人間関係を築くときにも有効です。

日々の生活の中で、小さな幸せや喜びをたくさん見つけて、笑顔になりましょう!

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