「褒めること」は万能コミュニケーションツール!人間関係のストレスをなくす褒める力

あなたは、職場などの人間関係で悩んでいませんか?

人間関係の悩みを解決する有効な方法があります。それは「褒める」ことです。
褒めることは、相手との距離を縮め、コミュニケーションを円滑にする効果があります。

しかし、ただ褒めればいいわけではありません。
「褒めるとお世辞っぽくなるし」「改めて伝えることではないよな」などと考え、上手く褒めることができていない人は、この記事で褒めるコツや注意点を学びましょう。

目次

褒めることの効果

「相手は自分を映す鏡」伝えれば返ってくる

褒めることがコミュニケーションに有効な理由は、「返報性」です。

返報性とは、相手から好意などを受けると、それに対して「返したい」と感じる心理的法則です。「親切にされたら、相手にも親切にしたくなる」というのが返報性です。

反対に、なんとなく「あの人私のこと嫌いなんだろうな」と感じたら、無意識にその人と距離を置いてしまいませんか?これも返報性によるものです。

褒めることで「私はあなたが好き」と言うことを示すことができれば、相手も好意的に返してくれやすくなります。その結果、相手との距離が自然と縮まっていくのです。

幸せホルモン「オキシトシン」が分泌される

人を褒めると、脳内にオキシトシンが分泌されます。オキシトシンは神経伝達物質の一つで、幸せホルモンや愛情ホルモンとも呼ばれています。

オキシトシンが分泌されると、
・幸福感を感じる
・ストレス緩和
・心身の健康に必須な神経伝達物質「セロトニン」「ドーパミン」の分泌を促す

など、様々な効果が得られます。

人を褒めることで、自分自身の心身の健康を保つことができます。

褒めることは相手にとってもプラス

褒めることは、相手にもいい影響を与えます。

・「うれしい」と感じ、気分がよくなる
・モチベーションが高まる
・認められていると、承認欲求が満たされる
・自分を見てくれていると、安心する
・自己肯定感が高まり、自信がつく

また、運動やトレーニングを行っている時に褒められると、褒められていない時に比べて習得効率が向上するという研究結果もあります。これは脳内報酬系である、快感ホルモン「ドーパミン」が分泌されるからです。

「褒める」ことは、褒めた人と褒められた人の両方にメリットがあるということですね。

褒めるときのポイント

良好な人間関係を築くためにも、わざとらしくならないように褒めたいですよね。そのためのポイントを4つご紹介します。

すぐに伝える

良いところを見つけても、褒めることになれていないと勇気がいると思います。「後で伝えようかな」などと後回しにしがちです。しかし、そう思っているとタイミングを逃してしまいます。時間が経ってからではなく、いい所を見つけたときに、すぐに伝えましょう。

名前を入れる

「さすがだね」「すごいね」など、褒める言葉は一言でも十分ですが、少し社交辞令のように聞こえてしまうかもしれません。

そんな時は、名前を入れて伝えてください。「○○さん、すごいね」これだけでも、相手に与える印象は変わってきます。名前を呼んで、相手に伝えることを意識しましょう。

具体的に

わざとらしくならないために、具体的な言葉や表現を使うことがポイントです。
「今日の服素敵だね、その色が○○さんにすごく似合う」など、少し加えるだけで説得力を高めることができます。

また、質問形式で褒めるのも、取り入れやすく効果的です。
「英語の発音がネイティブみたい、どうやって勉強したの?」
「口紅の色かわいい、どこの口紅?」
など質問すると、その後の会話のきっかけにもなるのでおすすめです。

自分の気持ちを伝える

自分が感じたことを伝えるのも、相手にとってうれしい褒め言葉になります。
「うれしい」「ありがとう」はもちろん、「私、○○さんの絵好きだな」「○○さんがいつも笑顔だから、私まで楽しくなるよ」など、自分がどう感じているかを加えるだけで、相手はより喜びを感じることができます。

褒めるときの注意点

褒めることは、おだてることではない

実態に合わない過剰な褒め方は控えましょう。
できていないことを褒めたり、相手の気を良くしようと嘘を言って「おだてる」ことは、反感や誤解を招きかねません。本当に自分がいいなと思ったことを伝えましょう。

他の人と比較しない

例えば、「○○さんの若い頃よりもすごいね」など、誰かと比べて褒めるのはやめましょう。その気がなくても誰かのことを下げていることになります。相手のことだけを見て、伝えるようにしましょう。

相手の意思や努力に関係ないことには注意

身長などの容姿を含め、相手の意思や努力に関係ないことを褒める場合は、注意が必要です。容姿などは特に、あなたが良いと思っていても、相手はコンプレックスに感じている可能性もあります。

特に、異性に対して「きれいですね」などと褒めてしまうと、全く違うように受け取られ、セクハラなどの問題を招く可能性があります。注意しましょう。

自分で自分を褒めることも効果的

最近では、ほめ日記というものも出てきています。これはその日の自分を、自分で褒めて自己肯定感を上げるというものです。

実際の研究でも、周りから褒められない環境において、自分で自分を褒めることで、精神バランスをうまく取れることが確認されています。

褒め上手な人は、良いところを見つけるのが上手い人です。何気ない一日の中でも自分のことを褒めることができれば、自然と他の人の良いところに目が向くようになるでしょう。

まとめ

ポイントや注意点をおさえて上手く褒めることで、コミュニケーションを円滑にすることができます。いいなと感じたらすぐに、具体的に伝えましょう。

自分自身を褒めることも、心の健康のために大切です。

褒め上手になって、人間関係をのストレスを軽減しましょう。

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