『マインドトーク あなたと私の心の話』に学ぶ、自分の心と向き合うコツ

あなたは悩みがあるとき、どのように対処していますか?

誰かに相談する、自分と同じような境遇の人のお話を聞く等、いろんな対処法があると思います。悩みを聞いてもらったり、自分と同じ悩みを抱えている人が前を向いて生きている、そういうお話を聞くとなんだか勇気をもらえますよね。

本書では、著者「みたらし加奈」さんの、これまでの人生や経験が赤裸々に語られています。例えば、女性のパートナーがいること、お受験に失敗し学歴コンプレックスを抱いていたこと等です。自らの悩みやトラウマを公表している人は少ないと思います。

公表することにためらいもあったようですが、自分の「ありのままの姿」を示すことで誰かの心の拠り所になることを願って公表を決心したようです。

悩みや心の病を抱えている人も本書を読めば、自分の居場所や心の安らぎを得られると思います。

目次

本書を読んで欲しい人

本書は、以下の人におすすめです!

・悩みを抱えている人
・トラウマがある人
・人に言えない秘密がある人
・自分に自信がない人
・自分が好きじゃない人

辛い・苦しい時の対処法

本当に辛い時って、冷静さを失っているので、悩みや問題に適切に対処することは難しいですよね。最悪の場合、自ら命を絶つことが脳裏に浮かんでしまうこともあるかもしれません。本書では、どんなに辛くても命を絶たない方がいい理由を2点説明しています。

1点目の理由は、自分が思っているよりも苦しみというものは持続性がないからです。
ある程度時間が経つと、①「苦しみを続けるか」、②「苦しみを終わらせるか」を自分で選択できるようになります。

① 「苦しみを続ける」とは、苦しかった過去のことを自ら思い出すこと、または苦しい状況をそのまま放置することを言います。

それに対して、②「苦しみを終わらせる」とは、自分の痛みを誰かと共有したり、人に相談したり、心理ケアを受けることを言います。

自分だけで悩まず、誰かの力を借りることで苦しみを終わらせることができるということですね。

2点目の理由は、あなたを大切に思っている人に、想像を絶する痛みを与えてしまうからです。1人でもあなたを大切にしてくれる人がいるのであれば、立ち止まって考え直すことが重要です。

ただ、頭では分かっていても、今すぐこの苦しみから逃れたい、命を絶った方が楽なのではと考えてしまう人もいると思います。

そういう人に対して、著者は、「生きること以外からは逃げてもいい。毎日あなたが息を吸って生きていること自体が素晴らしいこと。」というアドバイスをしています。

辛さや苦しみは時間が解決してくれる場合もあるし、信頼できる人に相談することで和らぐこともあります。それでもまだ耐えられないようであれば、「ただ生きているだけでいい。」と開き直ることで自分の心を救ってあげてください。

自分と向き合うコツ

完璧な自分、理想の自分だけが本当の自分と思い込んでいませんか?

「できる私」も「できない私」もすべて含めて、自分自身と考えることが重要です。

できる私だけを本当の自分と考えると、ちょっと失敗しただけで自分を責めたり、苦しめてしまいます。できない自分も受け入れて、失敗したときには「私、これ苦手なんだ。新たな自分を発見できた。」とポジティブに考えることで気持ちが楽になりますよ。

また、風邪をひいたり体調が悪い時には、周りも「お大事に」と言ってくれるし、自分もゆっくり休んで治そうとしますよね。一方、心の調子が悪い時は、もっと頑張ろうと必死になっていませんか?

心の調子が悪い時も風邪と同じようにゆっくり休むことが大切です。休まないと、どんどん悪化してしまいますよ。心を休ませる勇気を持つこと、そして周りも相手の心の病に理解を示すことが当たり前の社会になれば、もっと多くの人が幸せになれると思います。

最後に、みたらし加奈さんは、SNSでメンタルケア情報を発信しています。悩みがあるけど、相談できる人がいないという人は、みたらし加奈さんのSNSをぜひ活用してみてください!悩みとの向き合い方が分かり、自分のことをもっと好きになれるはずです。

『マインドトーク あなたと私の心の話』
みたらし加奈 ハガツサ ブックス (2020/6/30)

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